遊糸(あそぶいと)
0■遊糸(あそぶいと)
言葉は逃げる気持ちはひるがえる
季節はいそぎ 手の届かぬ
そんな光の輪が光る
陽ざしにそっと振り返るように
くるり風吹く向こうがわ
ふわりふたりは泳ぐたび
どなたさまですか どちらへ どちらへ
気持ちはもう思い出の顔をする
心やかれて届かぬ世界へ
ただいつまでも見上げているよ
わたしには今もきれいな遊糸(あそぶいと)が
あなたにはただの
蜘蛛の巣になった
見えないからこそ想いはあったのよ
優し過ぎたら 悲しいよ
真っ直ぐ過ぎてそっぽ向く
どちらに行かれますか どこにも どこにも
愛と言ったら もう愛していない
夢見てるだけじゃ夢じゃないと言う
ただいつまでも見上げているよ
ふたりに話しかけてたような遊糸(あそぶいと)に
捉えられたふたりの
こころなくなって煤(すす)けた
「歌詞のようなブログ」
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