砂の灰皿
0■砂の灰皿
あといくつ失意の1,2,3
そっと息を止めて4,5,6
僕たちは雨ざらしの信号
話の振り出しにうんざりしてる
なにかの間違いにしたくて
順不同に
この世界はまた沈黙する
うっぷん晴らしのキスを
急かせる行き場のないこころ
ふたりの共感は
ちょっぴり別れに期待する
乗り過ごした終電よりも
この泥試合のほうが余程戦争で
二人は密かに成り行きを楽しみにする
一周まわったら7,8,9
ふたたび出会えるの10,11,12
僕たち以外のものみなすべて
本物だったらうまく終われそう
綻(ほころ)びは裂け目になってゆくだけ
価値などない
苛立ちにやがて気が触れる
火を点ける者 流布される者
踊ってる者 抵抗する者
肩叩く者 唆(そそのか)す者
搾取される者 勘定するもの
値踏みする者 排除される者
思惑はどこに行く 寂しさの上をわたる
めらめら灰皿の上で 炎える火
「歌詞のようなブログ」
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