携帯電話のように切っていい
0■携帯電話のように切っていい
ツバメの帰らない巣だけがのこる
この部屋を出てゆく時がきたのね
あしたが見えないと あなたは言うけど
見ようとしなければ 今さえ見えない
ささやきにわかれなど
待ちわびもしないけれど
携帯電話のように 切っていい
日常会話が途絶えるように
ふたりさよなら言わずに
あどけないさよならを
すがしいくらい つつましい生活(くらし)をしていた
あなたがいてくれたからなのよ きっと
言葉少ななその あなたの想いは
ちゃんとわたしには伝わっていたわ
肩をゆさぶりあって
かなしみ分かち合ったら
携帯電話のように 切っていい
日々の暮らしにとけこむように
ツバメの巣をこわしたら
振り向かずさよならを
ひとはひとに生まれ
なぜにひととして生きられないの
届かないものがあるとしても
ささやきにわかれなど
待ちわびもしないけれど
携帯電話のように 切っていい
日常会話が途絶えるように
ふたりさよなら言わずに
あどけないさよならを
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