Crane Dance
0■雪あかりは紙垂(しで)の宴
YOSARE YOSARE 雪の降る音
薄衣(うすぎぬ)ひとつ抱くような
YOSARE YOSARE 人を呼ぶ声
吹雪いたあと辺りはかがみ 雪あかり
女はバックレスの背中で
YESしか言わなかった
Crane Dance 息せき切るように
Crane Dance 互いを惜しんだ
折れそうな首をからめ
ああ ひとはひとであるほど鳥だね
YOSARE YOSARE 女神ほどそう
あばずれ女に似ている
YOSARE YOSARE ひとを呼ぶ声
昨夜の夜の螺鈿(らでん)は ひとつずつ消えた
コインロッカーに心臓預け
一度きりの紙垂(しで)の宴
Crane Dance 携帯のバッテリー切れの
Crane Dance 赤の点滅が拡がって
しろい羽ばたきのまま
ああ ひとは鳥になっていったよ
女は海に紅(くれない)を 海にしずめた
遮二無二奪い合った季節を
さえざえと波音だけが洗うよ
もう今ごろ深かろうて 上がらんやろうて
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