春をかぞえながら
0■春をかぞえながら
わらったあと いつもすこし黙る
まぶた細めるしぐささえ 今もむねに
あのひとのまなざしがあるから
あのひとがわたしに生きているから
わたしは 何度でも 春を見つけていける
枝伸ばしてなお 抱きしめ切れぬもの
あとからあとから 想いは惜しむことなく
春をかぞえながら かぎりなく
たどるこころに 愛はまた芽吹いてゆく
にぎった手の 感触と温度が
わたしをさりげなく今も つつんでくれる
あのひとのやさしさがわたしを
抱きしめるからわたしもやさしくいられる
まぶたは あの頃の 陽ざし覚えているよ
次から次に そう 生まれくるものを
特別なものは いつもありふれている
春をかぞえながら 変わらない
願いを託して 愛は変わるもの見つめる
春をかぞえながら 冬にめざめ
あのひとがどこにいても 愛はまだいっしょにいる
「歌詞のようなブログ」
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