たそがれ
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■たそがれ
絞る紅が あたり染めて
ひときわ明るいあのたそがれ
胸に降りる なごむ想い
雲のかたちに消えるように
今日は初日 そして楽日
今日に生きて 今日に死んで
この一日 一生なら
今日の悲しみも終わる
あすの朝日 呼ぶための
つかの間の憩いよ たそがれは
木々をわたる さえずりたち
君に映るよう 僕はねがう
咲く理由を 知らないから
花々は きっと美しい
咲くものが いのちならば
今日のよろこび祀(まつ)れ
一筆ごとに かすれてゆく
筆のはこび おとろえても
綴る想いは やさしく満ちる
忘れていいよ きみがみんな
忘れても僕が 覚えてるよ
きみが自分を 忘れたって
僕がきみの全部 覚えてるよ
たったひとり 愛しているよ
きみはたったひとりしかいないから
ひとのたそがれの つかの間に永遠はある
ひとは つかの間 生きればいい
美しくあるために
たそがれが つかの間なのは
生きる きらめきを 残すためだ
力尽きるまで生きる 影になっても
「歌詞のようなブログ」
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