のこり日
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■残色
空の銀彩さえうすれゆく
千丈寺湖ながれるもやに
行方知らずの僕らの心
ボートのうえでまた見失う
滅びは美しさというように
おしよせる木々はかれ落ちる
おぼえていないほど夢中だった
君よそのことももう忘れよう
本当のことはなにひとつもなかった
それでいいだろう 行くなら 行けよ
かなしみは捨ててゆけ 僕に捨ててゆけ
君のかなしみは 僕が引きとるから
未練なら捨ててゆけ 僕に捨ててゆけ
軽く軽くもう ふたりおわりにしよう
顔をよく見せてよこんなにも
そばにいてもふたりだけ見えない
残り日あおげばもしどちらかが
泣いていても影でわからない
苦しんでるのなら なにも
えらばない選択もある
卑怯な僕らは目覚める
きっかけにめざめてゆくだろう
どんな抱擁もかわいてく
曖昧にすることも大事 よこがおで捨てろ
涙など捨ててゆけ 僕に捨ててゆけ
君をしばるもの 僕にあずけてゆけ
なさけなど捨てて 時に捨てていけ
ただのあそびには すこし愛が多すぎた
「歌詞のようなブログ」
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