櫻の火、そのような
0■櫻の火、そのような
ほとけを彫るように
義足を作る
供養に花を添える
そのようにまた
ひとひら あなたの声が 覆う
冬の辺り
ただ枯れて痩せるだけの
さくらの火を宿す
返礼 わたしがここに生きてること
返礼 ただただ 何も言わず 詫びること
不意に手榴弾を
日常におとす
鵺(ぬえ)の谺(こだま)が
今でも響く
言葉に 尽くせぬ想い 誰にも
まだ告げまい
半衿ひとつ色あせる
そんなあなたを映す
返礼 在り難きものは有り難い
返礼 ただただ 後悔させて欲しい
わたしが死ぬまで
「歌詞のようなブログ」
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