コインランドリー
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■コインランドリー
そして十年 あなたとくらした三年を
ささいなことでふとした拍子に思い出すとき
忘れるために ついやした僕の十年は
またもや帳消しにされて振り出しさ
あなたになぜか すべて 僕はわかられて
それがなんだか 僕はとてもつらかったよ
コインランドリーがまわる どこかで昔の音がする
山ほど僕の洗濯はまだ終わらない
つぶれかけてる 雑貨店のすみに光る
アクセサリーあなたに似合うとおもうから
トリートメントの髪の匂いが最後に消えた
風のどこかでまだ僕は揺れつづけてる
そばにいても会えなくなるような想いが幻想なら
今の僕のしあわせなどもっと幻想だ
あざやかすぎる光に影をしのばせながら
口げんかするように 僕らはまた僕らを捨ててゆく
あなたになぜか すべて 僕はわかられて
くさくさしてて さようならと叩きつけた
コインランドリーがまわる どこかで昔の音がする
山ほど僕の洗濯はまだ終わらない
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