うらがお
0
■うらがお
夜明けが近づく
群青が好きだ
それは夜勤明けの
特典のようさ
悪ぶる顔みせる
僕にもうらはある
笑顔もあるのさ
会って好きって抱きあっても
きみと違ってゆくんだ
軋(きし)んでゆくんだ
僕はこころを信じることさえ
忘れかけている
そんなうらがお チラリ
夜勤帰りの
駅に向かう道すがら
ずっと僕は考えてた
裏路地にピカピカ光る
割れたワインのビン
ザックリとひび割れる
若さってウザいよ
僕に本心などない
出来心で生きている
ありふれたきっかけで
きみを失うだろう
悪役(ヒール)が
暗躍する街さ
貧乏揺すりはひどくなる
そばにいるほど遠いんだ
きみにいくつもの顔 操っても
僕の本体は弱虫さ
欲しいもの特にないっス
そんなうらがお ハラリ
「歌詞のようなブログ」
シャンソンランキング
※タップして下さい。