気化熱
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■気化熱
そのときオサリバンの
”アローン・アゲイン”が
アタマでずっと
鳴り響いていた
排気ガスよりかは
淡い色で僕らが
話してるその間に
ひとりぼっちの傷あとが
きみの手を求めていたよ
不在通知にも 僕らはあふれてて
きみが言葉にしないところ
僕は言葉にしていた
工事現場の赤色灯が
さよなら色に
点滅してた
きみはとばっちりでも
受けたように僕を睨んで
アメをなめてる
手にふれられるもの
星と呼んで僕らは
まやかしに生かされてたよ
痩せた心でも欲しいよ
生ぐさい音させても
胸がキャプチャした場面 残酷で
ルリカケスが鳴いた
別れてもきみの温度を嗅ぎ取る為に
僕は気化してく
生きることは純粋な毒をひめる
悲しみのバッジもオマケだ それでも
ひとりぼっちの傷あとが
きみの手を求めていたよ
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