已んぬる哉(やんぬるかな)
0■已んぬる哉(やんぬるかな)
釈迦が岳に八剣山 転法輪岳
糸雨(しう)のむこうの湖は鉛(なまり)
鬼と仏もおなじと思う これからふたりは
女の山と男の山を 降りてゆく
怒れ 燃える 木々の葉たちよ
ここで死のうとあなたは言うけど
遮(さえぎ)るように
百舌鳥(もず)が一声鳴いたあと
僕はあなたの目を見て言う きみとは終わった
若き日には若さはすぐ 消えると知らず
そう気づく頃は すでに若くもなく
打ちくだかれてさまよう果てに 揉みしだかれて
ちゃんと仲間を 選んどるよ 山に 消える者たち
消える まぎわ 大きくゆれる焔(ひ)
心なんて不埒(ふらち)なものに
売られて買われて
ふたりどうしてくれようか
山にこがれ山を映して ああされど人 山とくずし
「歌詞のようなブログ」
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