思い出びいき
0■思い出びいき
青森発の夜行フェリー着くころに
欠航知った 函館はみぞれ
遠ざかるものだけが なぜか近くて
凍る低い空 あのひとうらんだ
さよならきっとあれでよかった
そう思って 生きてきたわ
それでも こころのどこかさわられる
ばかやろうなの私
今もあのひとの思い出びいき
気づかせないこんな私知られたくない
ルージュをともせば 想いはしずむよ
だって切ない 今は家族 私呼ぶのは
夜は見も知らぬ 女の顔でも
謝らないで謝るようなこと
あのひとには なにもなかった
それでも なんだか 気もそぞろになる
ばかやろうなの私
風にもらい泣きする 思い出びいき
「歌詞のようなブログ」
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