ちぎり絵の町
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■ちぎり絵の町
みどりしたたる ひだまりを
思わずにらんだ その時
信じられないあなたの
言葉にすくんだ
行ってもどってまた行って
テーブルごしの沈黙に
ストロー混ぜるグラス
炭酸も透き通る
あなたが好きだから
嫌いよ
いやいやよ 泣くなんて そう
ふたりが別れちゃうなんて
これっぽち今日の今日まで
そうよおもわなかった
晴れたちぎり絵の町
異動のうわさ 耳にして
わたしひそかに 期待した
あの娘と行ったよって
あとから聞いたけど
うららかなこんな春の日
思い出すたび泣けてくる
あれはなんというやら
胸がしめつけられる
さかさまに水にうつる
想いも
ついこないだのようね
あなたとわかれなかったら
あのひととも会わなかった
これで良かったのよね
そんなちぎり絵の町
今日もおんなじ空の下
それぞれ今は生きてても
あなたの幸せを祈る
ここはちぎり絵の町
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