鈴
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■鈴
あなたが置くたびに
わたしのなか また鈴が鳴る
哀しみまもるよに
なみだの音がするわ
あれからわたし透明な
鈴になった
白毫寺 あなたといる
まだそんな気がする
もう終わっちゃったひとなの
私って 女(ひと）は
純粋なものはきっと
残酷でしょう
白萩は雨の日の
さびしさにも映える
もう終わっちゃったひとなの
私って 女(ひと）は
あなたに会ってるよに
わたしは今も鈴を鳴らす
ひらく手に この髪にも
愛はまだあるのに
あれからわたしただの
鈴になった
こころからのひとつ
あなたとのことは
もう終わっちゃったことなの
身体にころがる
鈴は鳴るけれど
鈴は鳴るけれど
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