霧雨のワインディング・ロード
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■それぞれのライディング
これ以上ないぐらい
メットのまま そう
ふたりはキスした
雨に途切れそうな
ふるえる桟橋
ちかくはハネあげるタイヤ音
声が聞こえないよ
こんなに近くにいて
君がわからない
まなざしは遠い
潮騒がむこうでうずくまる
不可能な夢は可能にできる
さよならは可能だけど
きみと僕はもうこの悪夢(ゆめ)を
不可能にできない
湘南平 大観山
千鳥町 横切る
コーナリング斜めに世界を
心変わり責めない
それぞれ移ろう
雲の色さ
あのはじまりのように
終わっていけないと
ふたり知ってるのに あたり前なのに
きみがやさしいから
僕はもっとひとりになる
ちぎれそうなネックレス
こころだけ立ちすくむ
泣くなんてばかだな
抱きしめてしまうよ
会えなくなるより
かなしいのは
この雨音に
ながれるいとしさが
永遠におもえるから
霧雨のカーテンくぐって
それぞれの 道をまた
走ってゆくのさ
「歌詞のようなブログ」
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