御荷鉾の三束雨 (みかぼのさんぞくあめ)
0■御荷鉾の三束雨 (みかぼのさんぞくあめ)
餌の在処も 罠も知っていて
忍びやかに真夜中をすり抜ける
野良猫だって都会で生きるすべ
知ってるというのに私は
着物被(かぶ)せて かくれんぼ
いっそ朝まで かくれんぼ
そぼろ濡れて 雨足はやく
鬼のいぬ間に かくれんぼ
想いかくせず かくれんぼ
夜にまぎれて かくれんぼ
哀し雨音 頬ぬらし
どちらが鬼か かくれんぼ
愛人願望 毒婦の役回り
違う男を部屋に連れ込み
蚊帳にかくれて 組んず解れつ
灯る煙草がまるで蛍みたいよ
檀(まゆみ)の木の下 あちらの女(かた)も
気障な御仁(かた)ゆえに
おなじ夜露に想っておいででしょう
人間(ひと)の姿してる
本当は猫かも知れないのに
自分の尻尾を踏む私たち
「愛してる」って言葉 あなたには一瞬
わたしには一生だった
刑事さん、あんたにわかってたまるかよ
阿吽だって、云わない約束さ
着物被(かぶ)せて かくれんぼ
いっそ朝まで かくれんぼ
そぼろ濡れて 雨足はやく
鬼のいぬ間に かくれんぼ
想いかくせず かくれんぼ
夜にまぎれて かくれんぼ
哀し雨音 頬ぬらし
どちらが鬼か かくれんぼ
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