そこから先は雨
0■そこから先は雨
さびしさだけではあるまいが 影だけが
僕らにつきまとう 拾ヶ堰(じっかせき)あたり
どうしてと 責めもしない
きみのやさしさが 重い
許される ことがつらい
胸のカレンダー破られて
その先を言わない 行き先を聞かない
それがふたりのことばのように
そこから先は雨
雨足はさらにはげしくなる そこだけを
照らし出すように まるで遠くなる
いつまでも かなしみは
まわりつづける影のように
騒ぎ疲れたあとの から笑いだけが
僕らを降らせいつか 雨粒におちてゆく
もうなにも言えない こころなど探さない
なにもないから ない総てがある
そこから先は雨
「歌詞のようなブログ」
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