遊糸(あそぶいと)
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■遊糸(あそぶいと)
季節のゆびさきに ひるがえる
ひかりの輪くるり
日の指す方向に 振り返る
ふたりの日々ふわり
もう思い出の顔をする
さっき言ったさよならだって
ふつうの挨拶と同じ会話ね
ただ見上げているよ
わたしには今もきれいな 遊糸(あそぶいと)が
あなたにはただの
蜘蛛の巣になった
気持ちは置いてきぼり そっぽ向く
ひかりの輪ちらり
さがしあうものが 逃げてゆく
もうすべて話し尽くしたと はらり
日常的なことが
特別な意味をもたらすような
あなたは片方のおまじないだった
深い優しさがたちこめて
あなたが見えない 遊糸(あそぶいと)は
ゆれつづける
そしてふたりはさえる
青空にすいこまれる
太陽の降りそそぐ暗黒で
涙ぐみ愛してたのに
ただ見上げているよ
わたしには今もきれいな 遊糸(あそぶいと)が
あなたにはただの
蜘蛛の巣になった
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