金色堂
0■金色堂
やがて煌々と僕らを照らすのは
身を潜めてた闇の声だ
身体の中でたおれこむ塔は
指先までもくずれおちる
きみの横顔を照らすように
僕は最後にライターを点ける
SNSで知り合った
僕らは縁も所縁もない
そしてサイボーグになると
笑いながら灰になるだけの 金色堂
雲の上には 天上の光
雲の下には 仇(あだ)なす獣たち
どうか僕らにも大悟(たいご)をお与えください
僕らは日々の確信犯だ
あざとい炎をどこかで願う
僕らが死んでも 喪垢は残る
永遠に漂流するだろう
足もとからあがる炎に
音立ておちる僕らは
あとかたもなくなる サイトの名前は
金色堂
「歌詞のようなブログ」
シャンソンランキング
※タップして下さい。