月山
0■月山
月山は山にあらず 然しそこに
燦然(さんぜん)と在る
月山は山にあらず 山と抱ける
それは山と身に降るものよ
分け入れど 踏み込めど
またひとつ 遠くなる
そこに在りても ここに映せぬ
それはまた 愛とおなじ
人は人に非ず 人は人になってゆく
人ありて 君という人ありて
わたしは山と重なる 山と連なる
人は山となる
月山は山にあらず いにしえから
すぐそばにある
月山は山にあらず 月と言えば
寂しさにも照らされるという
山に消えた 者たちを
決して追いかけてはならない
月は鑑 さびしさにも
照らされると言うがごとく
人は人に非ず 人は人になってゆく
人ありて 君という人ありて
わたしは山と重なる 山と連なる
君と山となる
孤独はひとりでいることではない
孤独は陽気な街の人混みにいて
ふと泣きたくなること
月山は山にあらず 然しそこに
燦然(さんぜん)と在る
月山は山にあらず 山と抱ける
それは山と身に降るものよ
「歌詞のようなブログ」
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