小夜曲(セレナーデ)
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■小夜曲(セレナーデ)
投げたルージュからむこうに
曙(あけぼの)がひろがる
おちそうなキモノ・ガウンで
手にしてるロシアン・ティー Ah
忘れてあげない 用件だけ
告げて わたしは
電話を切った 狼狽える
すきを あなたに与えなかった
これだけは 譲れない 最後の意地よ
彼女のもとへ行くのなら せめて
私を殺してからにするのね
一番目のよそおいは そう
クロークにロング・ファー
二番目の昼には
スカートにながれた小花模様
あなたのこころ 眠れなくしてる
そんな私の小夜曲(セレナーデ)
このかなしみは 私だけのもの
産み月の女にようこそ
ひとりでいることを 愛せて はじめて
誰かを愛せるのよ
愛しかたあなた 知らないのよ
さよならが たちこめる
ざらにある 恋にしてもいいの
あなたのそばにいるべきひとは
私じゃないと わかっているから
二度ともう あなた 惑わせぬように
私を眠らせて 行くなら神無月
小夜曲(セレナーデ)が グラスをゆらすわ
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