暗室
0■暗室
理科室の人体模型の
心臓を盗みたいと
思った小学生と今も
あんまり僕は変わってないよ
人生のスッパさ噛みしめ
いつのまにか迷い込む
また学校の廊下
暗室のカーテンに隠れこむ
僕はまだ現像されてない
フィルム
ヤバい秘密だらけ
排泄するように
きみと抱きあった
記憶はピンぼけ
早口言葉の応酬のあと
まるでついでのようにした さよなら
きみを誉める言葉はない
けなす言葉も
喉元えぐる想いも
どっちも正しくてどっちも悪い
ひとは自分の暗部や
恥部には そう
蓋(ふた)して澄ましてる
グロイ現実たちに
猿ぐつわされても
あさってを向いてる
切り取り線があっても むかしの
僕はいなかったことに出来ない
いいところ接写しすぎて
何も写ってなかったよ
愛なんてただの生理現象さ
さあ今度は大人と言う
着ぐるみをぬぐ番だ
排泄するように
きみと抱きあった
記憶はピンぼけ
早口言葉の応酬のあと
まるでついでのようにした さよなら
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