角打ち
0■角打ち
夕日のハンカチが
商店街を包む
もうじき星座が並ぶ
三丁目のバス停に
飲みたい理由がない時
いいことがあった時
きみと飲む酒屋で
ひっかける一杯がうれしい
一騎討ちみたいな明け暮れに
悪酔いする 下戸のよう
いいのさ きみと
ポツポツと 手酌で
鋭い矢は折れてしまう
光る刃は自分にむかう
言いたいことは
きみに吹く風 きみはどこ吹く風
なんだよとたがいに顔見合わせて きみと角打ち
たぶんこの世ってね
しらふの大トラのよう
悩みがあるうちが華だと
そう思いたいじゃないか
電話で済ましてしまえるのに
わざわざそう 用事をつくる
直接会うと なにも
言えなくなる ふたりさ
面倒くさいことを敢えてする
何故かしらきみと関わりたい
言えないことが
きみにはあって ぼくは酒をたのむ
はぐらかす心のジョーク 今日も角打ち
あんな 説明出来ないことと
説明したくないこと
両方あるって もうわけわからんね
一騎討ちみたいな明け暮れに
悪酔いする 下戸のよう
いいのさ きみと
ポツポツと 手酌で
鋭い矢は折れてしまう
光る刃は自分にむかう
言いたいことは
きみに吹く風 きみはどこ吹く風
なんだよとたがいに顔見合わせて きみと角打ち
「歌詞のようなブログ」
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