恋文
0
■恋文
ああ 愛の言葉だけ ああ 散りばめながら
さよならと書かぬ さいごの
これは恋文です
あなた待たせた月日(とき)
わたしも長く待った
それはいとしさゆえ 断りでは無くて...
白萩は雨に映える
白毫寺(びゃくごうじ) あなたが そう
教えなければここにいない
じきに逢魔が時
どんなにおもっても 涙にしかならない
ポツリと雨の便せん
これは恋文です
風はすがたかえて 添いつづけるけれど
二度と来ぬ季節の
声を聴き ふたり泣く
あなたおもうためだけに 借りた部屋をやがて
ひき払うとき
国分寺という響きも失くすの
ああ 愛してます そう手紙をむすび
さよならと書かぬ さいごの
これは恋文です
「歌詞のようなブログ」
シャンソンランキング