しののめの空
0■しののめの空
トンネル抜けて またトンネル
闇から闇へとつづいても
あなたの腕で 髪をみだし
山の声を聞く 指はりつめて
年をとるたび 脱ぐ花衣
死にじたく始めたら 生きたい
明けないで 明けないで ふたりの夜
悲しんでいたいから
なにもかもこのままで しののめの空
男滝 女滝 地を這うよに
ぬらぬら真ん中つらぬく花火
躰(からだ)はこころ 糾うが如く
こころは躰(からだ)よ
今という時に 会えたしあわせ
だから私という女がいます
明けないで 明けないで 夜が明けたら
恋は終わってしまう
想うだけ想わせて しののめの空に
君よ君よ愛しの君よ 畳がふるえる
白い千羽鶴 そっととんでゆく
年をとるたび 脱ぐ花衣
死にじたく始めたら 生きたい
明けないで 明けないで ふたりの夜
悲しんでいたいから
なにもかもこのままで しののめの空
「歌詞のようなブログ」
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