風色(かぜいろ)
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■風色(かぜいろ)
テーブルにはソーダのぬけたスコッチ
昨夜ふたり何を話したのだろう
まるでペイ・パー・ビュー見ているように
よわまる陽ざしがかたむく
きみからの電話は用件だけ告げて切れた
ありがとうって言葉の意味はグッバイ
忘れたよ きみの全身に書かれた
長いラブ・レター 言わないで 何も
ガレージにきみの車はもうない
ふたりもう ほら 風色(かぜいろ)さ
愛していないなんて
言えば言うほど 愛している証拠みたいで
嫌になる 可笑しいね
また会おうねと言うほど浅くはない
突き放せもしないそんな仲だよ
さよならもふたりいつか見た景色
きみのまちがいは正しい
きみを嫌いになれる理由はひとつ
まだ僕を好きでいさせてることさ
不細工だね こんなとき男って
から咳ひとつ 風色(かぜいろ)さ
「歌詞のようなブログ」
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