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歌詞のようなブログ/夏井くわみ「私的オフィシャル」/ FC2

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地図から消えたレストラン

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■地図から消えたレストランなつかしさに誘われてみた雨にかき消され ふいに今想いは遠くなるあれ以来二度と来なかったこの町に下りて いるのだろう靴音はたどってくよふたり馴染みのレストランきみと通ったレストラン今はもうないその時 世界がとまって見えた煙草一本 燃え尽きるまでの 思い出ばなしさ 何度も何度もたたみかける恋しさはここに あるけれどどこにも戻れないいくつかの夜を乗り越えて朝を迎えても あの頃はアン...

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白萩

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■白萩遠くのすそ野がふくらんで なんだかあしもと遠のくようです降りつづく秋雨に こぼれる白萩をそっと見つめています白毫寺 あなたが言い出さなければあのとき来なかった じき逢魔が時もう終わっちゃったひとね 私ってそうね だけどあとすこしだけがんばらせて根付はあなたの遺骨(ほね) ふとにぎる風の姿を見たひとはひとをつつむ風になれるのでしょう鐘は鳴る憂えるひとにも白萩の白はさびしさにも映える白毫寺 あなた...

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さびしくないわけじゃないけれど

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■さびしくないわけじゃないけれどもしもしあたし 今、出先から3分ちょうだい 電話すぐ切るからさあたしねまたも そうふられたわあんたよりもマシだと思ってたひとに優しい男だったけど近すぎるって言われたのきみの気持ちが重すぎるとそんなふうにも言われたさびしくないわけじゃないけれどさびしいと泣き明かすわけでもない冬なのにあたたかいあたしは何やらうすら寒いのに世間はいつも その気にさせる挨拶ばかり 配るから ...

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ビエンベニード デ ヌエボ

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■ビエンベニード デ ヌエボ近づいてくる影だけでそれが誰かわかるのさ二度と会わない筈だったあいつがなぜここにいる突然ボウフラが湧く夜心あたりがないのに産み月の女が来るような蒼い月影がけむる負け犬同士の友情なんてもろいあいつは上を見る 俺は下を見る上でも下でもないところにこの町のひとはいて すすけた笑顔でも貧しさが誇りなのさすっかり老いぼれ醜いぜあいつへのほめ言葉さ連れてる女や身分で俺に勝った気でいる...

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愛することは不幸だ

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■愛することは不幸だなぜに君は愛することを僕にやめさせてくれないなぜに君を抱きしめててもため息は薔薇になれない愛が足りない めぐんでくれよきみの愛がもっと必要なんだ 愛することは不幸だ口実は2ダース けむりに吹かした愛することは不幸だ事実はただひとつ 別れないでくれ ふたり照らす車のライト僕たちの影は生まれる僕を孤独にしないでくれはだかの心が泣いてる背中に十字がおちる うでを伸ばせばさよならは昨日に...

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北をはしる

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■北をはしる桜にもこころがあるよあのひとと見ていた花はいつしか雪になっていたいねむりをしていた間に季節はとおりすぎていたとどろく海は窓ごしに謝らないで下さい 謝るようなこと あなた何もしてません私が勝手に想いよせてるだけですあの時身を震わせたあのひとが女になっても私が男になってももう知らないという他ない人生に時刻表はない降りる駅の名さえしらず乗客はただゆられてるささやかな祝言を 挙げるようにふたり...

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と、いう夢をみた

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■と、いう夢をみた一番目の夜はロング・ファー二番目の昼は小花模様三番目の夜は黒い絽(ろ)で最後は産み月の女にようこそこの悲しみはわたしだけのものこの絶望はあなただけのものと、いう夢をみた と、いう夢をみたわたしも落ちたものね 夢ならかわいい彼女のもとへ行くのならわたしを殺してからにするのね女で悪くないやつはいない男は手のひらころがされる薄氷を踏むようななりゆきを罰当たりなふたりも知りはしないこの淋し...

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Athana

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■Athana 挑むひとは美しいおわらぬ夢を胸に空にむかってゆく 自分に向き合うよう深呼吸ひとつして巨人になってゆく何度ふり払われても日々が泡になろうとも僕はきみに神を見る泥の中にこそ咲くロータス行こう 僕たちはパッショニスト記録は塗りかえられてく敗者が勝者になる弱さをつよさに変えて自分を越えてくひとはその足をとめはしない信じつづける力を傷つくこと怖れない誰も知らない場所にいるそんなきみに救われる絶望のな...

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秋霖(しゅうりん)

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■秋霖(しゅうりん)ふと玉響(たまゆら)にゆらめいて僕らはさかさまにおちてゆくもっと手のひらをくださいこのさびしさに名前はないけどバッテリー切れの電話そんなふうに君はわらう大人という制服を着たままで僕たちがんじがらめじゃないか君が好きで 好きで 好きで たまらないから 別れるんだ何か言えよ 雨 沁みるよ去りゆくもの去れよ 時置かずそれでもたしかだったのは同じ花をふたりはみつめてた優しすぎると優しくな...

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■こど孤独な額が顕(あらわ)になるぶざまな目元が顕(あらわ)になる卑しい鼻が顕(あらわ)になるけがれた頬が顕(あらわ)になる嘘つく顎が顕(あらわ)になるいびつなこめかみ顕(あらわ)になる嘲笑う はみだした輪郭から 蒼ざめた唇が顕(あらわ)になる女になるなよ ただ綺麗なだけの女になるなよ ただ嘘つくだけのそれがあいつの別れ言葉で 今もくやしくて 化粧をおとしつづける哀しい瞳が顕(あらわ)になる怯える...

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