センス・オブ・ルミネッセンス
0■センス・オブ・ルミネッセンス
あなたからのいきなりのキスは
まるで単独テロのようだった
そのキスに応えてるわたしは
あなた以上に不良になってた
まだよく知らないひとなのに
シャワーとか 浴びてる こんな場所
ボタンを外して はだかにならないと
お互いどういうひとかも
わからないじゃないかとあなたは言う
センサーが体じゅうについてて いちいちあなたに反応するの
センス・オブ・ルミネッセンス 遊びじゃないよと真剣なまなざしに
過去のわたしが轢かれてゆく
たとえばセーターのほころびに
もしつめたい風をかんじたとき
あなたの指がふさいでくれる
そんなぬくもりをかんじているの
ピアスの穴がジンと響く
出逢いの前にもう 逢ってたの?
元カレとはまだ つづいているけれど
希薄な関係のままで
友だちに格下げされたみたいよ
私の首を熱くするものは 何気ないあなたからのひとこと
センス・オブ・ルミネッセンス ふたりどうなるのかわかるひとはいない
あなたの瞳(め)に覚醒してく
わたしはまだ本当の自分が誰かを知らない
あなたに教えてもらえたら うれしいけれど