聴かせてしまおう
0■聴かせてしまおう
にせダイヤに朝日がのぼると
指をかざしてる 聞こえないわと
おまえはよこがおでわらっている
カモメが海に墜ちるよに飛ぶ
古い時計の中に住んでいる
おまえが語らぬ昔の男
聴かせてしまおう もう聴かせてしまおう
許してやれよ おまえ自身を 間違いも正しい
目の前にいる奴に気づいてやれよ
俺という男がここにいる
陽気なふうを装おっているが
おまえは自分を閉ざしている
一日花のその健気さで
ひとりでここまで生きてきたのさ
ホントわかんないひと おまえは言う
もう黙れよと俺は横向く
聴かせてしまおう もう聴かせてしまおう
もう守るべき 孤独はおまえにはないのさ
おまえよりもひとりの男がいるよ
もっと愛するひとりになれよ
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