催花雨(さいかう)
0■催花雨(さいかう)
いないひとのように
きみを知らない
こころの行方を
いないひとのように
ぼくを知らない
こんなおもいすら
眠くて だるくて
ふたりは
鞄のマスコットになれば
よかったのに
職場のバイト辞めて
それがきみのさよならで
今帰宅した部屋で
雨が止んだら 大人になっていたらいいのに
いないひとのように
世界がぼくの
一部を死なせる
いないひとのように
ふたりを知らない
これはクエスト中?
はりつめる程に
恐怖だけ
透きとおる このぼくの奥に
今うそがおちた
瞳を閉じてたほうが
見えてくるものがあるね
ガラリと抜け落ちたものに
雨が刺さって 美しくもない だけどいいよね
指紋は新商品みたいな
今にもこびりついてる
「歌詞のようなブログ」