■かなしみは一杯だけ
オンザロック 片隅で
ちょっとなめ乍ら
馴染み客 にはならず
店を変えながら
ひとりだけの時すごす
放っといてくれ
しずけさに 満たされる
なにもないのがいい
傷は癒える時が一番痛む
だけどかなしみは一杯だけ
すぐ忘れるよう一杯だけ
男はそう 足し算で
女はひき算
悩み多き 人生よ
在り難きものよ
ひとの痛み 感じる
心があるうちは
まだやれるさ いいひとに
ならないのもいい
悪口くちにするとき腐っちまう
だからかなしみを空けたら
次はしあわせ注ぎたい
「歌詞のようなブログ」
