流伝(るでん)
0■流伝(るでん)
乾く流れに人を見る
人を求めて 人はいる
泣きながら 人になるまで
人は人にあらずかと
分け入れど 映せぬ河と
遠くなる山のごと
重なりあい つながる場所で
人は最期 あえなく人として去る
声高きものだけが時に舞って
色成す花だけが世を染めて
すべてはかりそめの宴か
時は永遠(とわ)に訪れ今に消える
ああ君という人ありて 君という人ありて
君と私に伝わるものは
今も誰にも伝えられることのない 伝え
立ち入れど 非情にも
逃げてゆく こころありて
詠み人も無きままに
みんな誰しも 長い文の途中
ああ君という人ありて 君という人ありて
くちびるづたい伝わるものは
君と無邪気にそらで歌ったあの日がみえる
対岸のおもいは 同じと限らず
人は傷み過ぎた猛獣よ
いつか力尽きて
共に眠れるまで
「歌詞のようなブログ」
a href="https://blogranking.fc2.com/in.php?id=1058335" target="_blank">
シャンソンランキング
※タップして下さい。