マヨルカ・イン・ショッピングカート
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■ショッピングカート
あの時のあのわたし
まだショッピングカートにいた
それはあなたと
行く筈だった旅のパッケージ
保存期間すぎたのに
時に締め切られたまぼろしの
仲直りにどこか
現実逃避したいわたしなの
懲りろ わらえてくるのよ
恋は主題とはなれてるほうがいい
なんでだろう わかれの理由が思い出せない
好きだったことが 今ものこってて
自動検索みたいに気づくとこころは
あなたをたどってる もう馬鹿よね
サイトの買い物履歴さえ
もうふたりをどこにも探せない
あえて文字化しない気持ち
特別と呼べるもの
そんな出来事はいつでも
普段着を着ていたのね 誰の為でもなく
何気ない会話のなかに
しあわせは行き来してた
デニムのひざで わらったのだから
二人の太陽の場所は
安っぽくい備品たちで出来ていた
なぜ離れたのだろう 衝動は
ときに皮肉な現実になってしまう
ショッピングカートの
あのわたしを今消した
ショッピングカートに
保存期間過ぎても
まだ入ってた
マヨルカ島の旅
そんなパッケージ
締め切られたまま
君にもヨリを戻す気があった
大喧嘩の最中で
仲直りしたら 行こうと思ってた
でもさっき海へと流した
ガラス瓶に入れた
リングは君の指にも
マヨルカにも届くことはなかった
どこに行ったとか
なにを食べたとか
文字にしたもの
特別と呼べる
そんな出来事は
普段着を着ていた
何気ない会話のなかに
さよならも行き来してた
デニムのひざで わらったのだから
ふとあの2人がワクワク
くじら雲にわき立つ
自動検索みたいに
キャップ目深にかぶった
君のことに心はふとたどってく
もうサイトの買い物履歴も
ふたりを見つけ出したりはしない
君にもヨリを戻す気があった
大喧嘩の最中で
仲直りしたら 行こうと思ってた
でもさっき海へと流した
ガラス瓶に入れた
リングは君の指にも
マヨルカにも届くことはなかった
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